日本の歴史−１

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日本の歴史−１

わが国の　一番　古い　歴史の　本は　「古事記」である。　それより　前の　ことは　考古学の　資料からしか　わからない。　そのころ　日本には　「縄文文化」と　「弥生文化」が　あって、　「弥生時代」には　農業が　発達してきた。　次の　「古墳時代」は　いわゆる　氏姓制度の　時代で、　天皇家も　氏族の　一つであった。

聖徳太子は　七世紀の　始め、　わが国　最初の　憲法を作った。　太子は　たいへん　かしこくて、　一度に　十人のうったえを　聞きながら　判断を　下した。　太子は　法隆寺たど　たくさんの　お寺を　建てた。　この　時代から　７１０　年に　奈良に　都が　移る　前までの　あいだが、　「飛鳥時代」である。　太子は　また　留学生を　中国へ　送った。かれらは　日本に　帰って、　中国の　政治制度を　伝えた。

６４５年の　「大化の改新」や　６７２年の　「壬申の乱」の　のち、　天皇中心の　政治体制が　確立した。

「奈良時代」に　中央政府は　都や　地方に　たくさんの　寺を　作って、　それらを　人々の　精神的　中心に　した。　しかし、　それで　財政的に　困った。　その　あいだに　藤原氏の　勢力が　のびた。

音讀

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日本にっぽんの歴れき史し−１

わが国くにの　一番いちばん　古ふるい　歴れき史しの　本ほんは　「古事記こじき」である。　それより　前まえの　ことは　考こう古こ学がくの　資し料りょうからしか　わからない。　そのころ　日本にっぽんには　「縄じょう文もん文ぶん化か」と　「弥や生よい文ぶん化か」が　あって、　「弥や生よい時じ代だい」には　農のう業ぎょうが　発達はったつ してきた。　次つぎの　「古こ墳ふん時じ代だい」は　いわゆる　氏し姓せい制せい度どの　時じ代だいで、　天てん皇のう家けも　氏し族ぞくの　一ひとつであった。【譯文】

聖しょう徳とく太たい子しは　七なな世せい紀きの　始はじめ、　わが国くに　最初さいしょの　憲法けんぼうを作つくった。　太たい子しは　たいへん　かしこくて、　一いち度どに　十じゅう人にんのうったえを　聞ききながら　判断はんだんを　下くだした。　太たい子しは　法ほう隆りゅう寺じなど　たくさんの　お寺てらを　建たてた。　この　時じ代だいから　７１０　年ねんに　奈良ならに　都みやこが　移うつる　前まえまでの　あいだが、　「飛あ鳥すか時じ代だい」である。　太たい子しは　また　留りゅう学生がくせいを　中ちゅう国ごくへ　送おく った。かれらは　日本にっぽんに　帰かえって、　中ちゅう国ごくの　政せい治じ制せい度どを　伝つたえた。【譯文】

６４５年ねんの　「大たい化かの改新かいしん」や　６７２年ねんの　「壬申じんしんの乱らん」の　のち、　天皇てんのう中ちゅう心しんの　政せい治じ体制たいせいが　確立かくりつした。【譯文】

「奈良なら時じ代だい」に　中ちゅう央おう政せい府ふは　都みやこや　地ち方ほう に　たくさんの　寺てらを　作つくって、　それらを　人々ひとびとの　精神的せいしんてき　中ちゅう心しんに　した。　しかし、　それで　財政的ざいせいてきに　困こまった。　その　あいだに　藤原ふじわら氏しの　勢せい力りょくが　のびた。【譯文】

翻譯及解釋

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日本にっぽんの歴れき史し−１

わが国くにの　一番いちばん　古ふるい　歴れき史しの　本ほんは　「古事記こじき」である。　それより　前まえの　ことは　考こう古こ学がくの　資し料りょうからしか　わからない。　そのころ　日本にっぽんには　「縄じょう文もん文ぶん化か」と　「弥や生よい文ぶん化か」が　あって、　「弥や生よい時じ代だい」には　農のう業ぎょうが　発達はったつ してきた。　次つぎの　「古こ墳ふん時じ代だい」は　いわゆる　氏し姓せい制せい度どの　時じ代だいで、　天てん皇のう家けも　氏し族ぞくの　一ひとつであった。

我國最古的歷史書是〈古事記〉。在那以前的事情只能從考古學的資料中得到了解。那時候，日本有”繩文文化”和”彌生文化”，在”彌生時代”，農業發展起來了。後來的”古墳時代”是所謂氏族制度的時代，天皇家族也是氏族之一。

聖しょう徳とく太たい子しは　七なな世せい紀きの　始はじめ、　わが国くに　最初さいしょの　憲法けんぼうを作つくった。　太たい子しは　たいへん　かしこくて、　一いち度どに　十じゅう人にんのうったえを　聞ききながら　判断はんだんを　下くだした。　太たい子しは　法ほう隆りゅう寺じなど　たくさんの　お寺てらを　建たてた。　この　時じ代だいから　７１０　年ねんに　奈良ならに　都みやこが　移うつる　前まえまでの　あいだが、　「飛あ鳥すか時じ代だい」である。　太たい子しは　また　留りゅう学生がくせいを　中ちゅう国ごくへ　送おく った。かれらは　日本にっぽんに　帰かえって、　中ちゅう国ごくの　政せい治じ制せい度どを　伝つたえた。

聖德太子在七世紀初，制定了我國第一部憲法。太子非常賢明，同時聽取十個人的申訴，就作出了判斷。太子建造了法隆寺等許多寺院。從這時代到 710 年遷都奈良前的期間，是”飛鳥時代”。太子還派留學生去中國。他們回到日本，傳來了中國的政治制度。

６４５年ねんの　「大たい化かの改新かいしん」や　６７２年ねんの　「壬申じんしんの乱らん」の　のち、　天皇てんのう中ちゅう心しんの　政せい治じ体制たいせいが　確立かくりつした。

645 年的”大化革新”以及 672 年的”壬申之亂”以後，確立了以天皇為中心的政治體制。

「奈良なら時じ代だい」に　中ちゅう央おう政せい府ふは　都みやこや　地ち方ほうに　たくさんの　寺てらを　作つくって、　それらを　人々ひとびとの　精神的せいしんてき　中ちゅう心しんに　した。　しかし、　それで　財政的ざいせいてきに　困こまった。　その　あいだに　藤原ふじわら氏し の　勢せい力りょくが　のびた。

    在”奈良時代”，中央政府在京城及地方建造了許多寺院，並使它們成為人們的精神中心。然而這使財政發生了困難。在這期間，藤原氏的勢力擴大了。